【NOTE5】みつろうってはちみつ？甘いの？【よくある質問を見える化】

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【NOTE5】みつろうってはちみつ？甘いの？【よくある質問を見える化】

マルシェなどでお客さんに対面販売していると、「これってはちみつ？」「これって甘いの？」とよく聞かれます。

よくある質問だったので、文献を読んだり、偶然隣に出店していた養蜂家さんに伺ったり、調べたりしてみました。その他プロポリスやロイヤルセリーなどと合わせて、イラストを使って見える化しました。

まず、答えから申し上げておくと、みつろうとはちみつは、原材料も成分的にもまったく違うものです。

はちみつ

①原材料＝植物の花などから
②花蜜を集めます
③体内で酵素をプラスします
④糖質が多くハチのえさになります。

ワンポイント！花の蜜＝はちみつではない！　酵素をプラスされて違ったものになっています。

また、実際の養蜂家さんによれば、ハチミツは集めるタイミングのよってその味が全然違うそうです。

プロポリス

①原材料＝木などから
②樹皮や樹液を集めます
③唾液で酵素をプラスします
④抗菌性があり巣などに塗って微生物の侵入を防ぎます

ワンポイント！花の蜜からはちみつと違って、木の樹皮や樹液からプロポリスです

ロイヤルゼリー

①原材料＝植物の花などから
②花粉を集めます
③花粉をもとに体内で合成して分泌
④40種類以上の栄養・高たんぱく幼虫や女王バチのミルク

ワンポイント！高級な「はちみつ」ではない！ロイヤルゼリーは花粉からできたたんぱく質（はちみつは花密からできた糖）の栄養剤です。

みつろう

①ハチミツ中の糖質を利用して、体内で生合成（体の中で化学変化によって作り出すこと）
②腹部に4対あるろう腺でその蝋を出す
③巣を作る
④この巣を溶かし・精製して・ある程度不純物を取り除いたものがみつろうです

「ろう腺」（ワックス腺）とはミツバチの腹部に4対あり、そこから蝋を出し、それで巣を作ります。

ワンポイント！みつろうは、花の蜜でも樹液からでもない！　体内で合成してできるワックス（ろう）です。　また、10ｇの花蜜から1ｇのみつろうしかつくれない大変貴重なものです。

また、実際の養蜂家さんによれば、シーズンになると、巣箱の6角形にふたをするようにみつろうで覆い、さらに、巣箱の外にもはみ出すkくらいに増えるようです。

まとめ

文頭と同じことの繰り返しですが、答えはみつろうはハチミツを利用してできたもので、原材料も成分的にもまったく違うものです。

ハチはみつやみつろう以外にも私たちが使用して有益なことやものを作り出す益虫です。

ハチって刺されて怖いイメージだったけれど益虫だってことがよくわかります！

＊もうすこし知りたい方への追記

〇原料になっているのは、ハチミツですが、ハチミツ中の糖質を利用して、体内で蝋を生合成（体の中で化学変化によって作り出すこと）しています。その巣を巣板を、溶かし・精製して・ある程度、不純物を取り除いたものが、蜜ろうです

〇ローヤルゼリーは働き蜂が花粉をもとに体内で合成して分泌したもので、ミツバチが幼虫を育てたり、女王蜂に与えたりする餌（ミルク）です。これは、ハチミツとは全く異なります。ハチミツの成分が糖質であるのに対して、ローヤルゼリーは高タンパク質の完全栄養食

＊参考出典や文献
https://www.tv-tokyo.co.jp/travel/entry/bwKV6/35619/
老舗養蜂問屋「秋田屋」https://akipure.com/knowledge
ミツバチ―飼育・生産の実際と蜜源植物 (新特産シリーズ) 1997/3/1　角田公次 (著)

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